2014年01月08日

一年の計は簡単になり

仕事始めは世間一般にならって6日からだったのですが、今年はお正月から少々プレッシャーのかかる出来事がありました。

帰省前、兄からの突然の電話。

「○○(兄の娘。つまり私の姪)の同級生の女の子が、漫画とかイラストとか描く仕事したいらしいんやけど、おまえのこと○○から聞いてて興味ある言うてるから、なんか話したってくれへん?」




わからんけど。
漫画の仕事の話とか? 収入の話とか?



兄はバリバリ理系のくせに、門外漢の話については大変ざっくり。
収入って何ですか。「進撃の巨人」が何千万部売れてるとかそういう話でしょうか。

と一瞬やさぐれてみたりして。

売れてる漫画家さんなら大なり小なり頼まれるであろう類いの話でしょうが、私レベルではめったにない出来事。
しかも真っ白なキャンパス状態の中一女子にうっかりしたことを言って、有望な若人の道行きをゆがめてはならじ!
と、かなり緊張して当日を迎えたわけですが。

最近のお若い方はしっかりしてます。
当日現れたのはボキャブラリーも豊富だし、気遣いもあるし、話してて大変気持ちのいいお嬢さん。
いやーしっかりした子だわー。息子がいたらお嫁さんに来て欲しいわー。

などと、地元銘菓たねやのマドレーヌをつまみながら、絵を仕事にすることへの自分なりのアドバイスなどを織り交ぜつつおだやかに歓談。
話の流れで、同じく絵(まあいわゆる漫画なわけだが)の好きな彼女のクラスメートの話になり。
その中一女子がニコニコ笑いながら言うのです。

「クラスの漫画好きはみんな中二病だから」

かつてまごうことなき中二病だった私は一瞬沈黙。

ここで同席していた兄が私に


そりゃお兄ちゃんは知らないだろう。
小中高と常に成績優秀でサッカー部でFWで、最終的に誰が聞いても知ってるいい大学出て、あげく一流企業に就職して、エリートにありがちな社会に出てつまづくパターンもなく、なぜか常に格上年上に好かれて引き立てられる存在のリア充で。ってきっとリア充とかも知らない真のリア充。


っていやいや、こんないもづる堂々巡りをやりたいわけではなく!

個人によっていろいろ解釈はあると思いますが、私が罹患した中二病のざっくりした諸症状は以下の感じで

大人は信用できない。


自分は特別である。


やればできる。


…この病はすでに寛解したと思っていたが、ちょっと自信がなくなってきた。

ちなみに、アングラ芝居と京大西部講堂ライブにどっぷりのめりこんでいた20代の暗黒時代
「あけましておめでとうございます。
○○様のご健康とご多幸をお祈りしております」
みたいな文面も「ひねりがない!」とかのたまって、わざわざあいさつ抜きの年賀状とか出したりしてました。

中年になった今は思います。
たとえ定型文だろうが、中二病をこじらせた人間にも健康と幸せを願ってくれるって、なんてありがたいの。


最後まで読んでくださったやさしい皆様のご健康とご多幸を祈って。
本年もよろしくお願いします。

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Posted by いのうえさきこ at 17:59 │常なる日々