2011年05月20日

『ふまじめ介護 ゆうゆう流』

講談師・田辺鶴瑛さんの本にちょこっと漫画を描きました。


『ふまじめ介護 ゆうゆう流』(著/田辺鶴瑛 発行/主婦と生活社 1238円税抜)


実母、義母、そして現在進行形で義父を介護されている田辺さんの、本気で本音の介護経験談&指南書第2弾です。

私自身、今はまだ両親が達者でいてくれるので東京でのんきに仕事してられてますが、もしどちらかが倒れたらどう行動するか、という思いは常に頭の片隅にあります。
比較的仕事に自由がきく身とはいえ、いざ介護の当事者になったら私のミニマムな親孝行心などホコリ程度にあっさり吹き飛んでしまうような気もバリバリしますし。

それでもいつか必ず向かい合わなきゃいけない問題を、著者の鶴瑛さんはさまざまなアプローチで乗り越えていってます。

具体的な方法は本を読んでいただくとして、私が「鶴瑛流介護」で気に入っているのが、「女優」になること。
毎日毎日、狭い世界で向き合っているのは、介護するほうもされるほうもストレスがたまるもの。
そこで鶴瑛さんは、「ニット帽をかぶったズーズー弁のスンズキさん」というキャラを作り、介護している「じいちゃん」の前で演じるのです。
「じいちゃん」はこの、悪い人じゃないんだけどデリカシーのない「スンズキさん」が大の苦手で、寝たきり老人とは思えないほどの激しい抵抗を見せ、この攻防が、2人にとっても行き詰まった介護生活のアクセントとなっているのですね。
過去に女優経験もあり、強烈なオーラを持っている鶴瑛さんならではの山の乗り越え方ではありますが、キャラクター作りから入るこの方法、衣装を工夫することも含め、ちょっと楽しそうではないですか。

今年はいろんな意味で生き方を考える契機が多いのですが、どんな価値観であれ、自分の中にゆるぎのないモノがあり、自分の役割を果たそうとしている人間はやっぱり強い。
問題抱えて思い詰めてる頭が、ちょっとほぐれる本だと思います。



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Posted by いのうえさきこ at 13:12 │