2014年07月12日

辞書のほん

大修館書店が無料配布している辞書のPR誌『辞書のほん』14号に、萩尾望都さんと穂村弘さんの対談が掲載されてます。





相変わらず神々しいご尊顔。
対談の冒頭でも、穂村氏が萩尾先生のことを「神様仏様っぽさ」があるという表現をされてます。



一部作品をのぞき、すべてのストーリーは連載開始時から全体像が見えているそうで
「物語ができあがる前に重要事項が浮かんでくる感覚があるんです」
とおっしゃってます。

それって
「萩尾さんの中でタイムスリップが起きているようなものですね。作品が完成した時点から、今描いている自分に『ここに伏線を入れよ』という指令が来る。」(穂村)
ということで。

面白い漫画を描ける作家の感覚って、やっぱりすごいんだなあ。

ほかにも『11人いる!』の続編構想のネタバレがあったり。
非常に読み応えのある対談です。
能楽師・安田登氏のが語る「大漢和辞典」も面白い。

さらにさらに。

なんと私の漫画が巻末に連載されてます。

今回のテーマはセミと高校野球です。

この充実度でなんと無料。
書店に足を運べば手に入るので、個人情報を抜かれることすらありません。
ああすばらしい。

配布書店はこちら

今回の日記書いててふと思いましたが、本当に言いたいこと後出し、前書きが長い作家って果たしてどうなんでしょう。

  

Posted by いのうえさきこ at 14:09お仕事

2014年07月10日

HERO

本日は『TVぴあ』で連載中の「TVの細道」取材。
13年ぶりに復活した『HERO』のドラマ会見のため、お台場のホテル日航東京。


お土産の『HERO』どら焼き。

最高視聴率36.8%という驚異的数字をたたき出した伝説のドラマなので、観ていらした方も多いことでしょう。
いや本当にかっこよかったんですよ。木村拓哉演じる久利生公平という検事と、城西支部の面々が。

で、会見では当然13年前なにしてたか的な話になったわけですが、それは次回発売『TVぴあ』を読んでいただくとして。

13年前の2001年、私が何をしていたかと思い出してみたら、ちょうど単身上京してきた年。
まさに『HERO』の第一回がOAされる1月8日月曜日に、東京での初めての朝を迎えていたのでした。

漫画でもさんざんネタにしてきたので、以下、ざっくり説明いたしますと。







「私は東京に歓迎されてないんじゃないだろうか」

とまで思ってしまった、私のそのときの気持ちは、本日の台風8号接近中のお台場の空のようで。


人は「寒い」という、ただそれだけで泣けるんだなあ。
と、感じたことを覚えています。

あれから13年。
私は相変わらずかっこ悪いままで、まだ伝説も作れていませんが、一応笑って生きてます。
  

Posted by いのうえさきこ at 22:02